海外タイ製No.6が人気のワケは?都市伝説も
洗口液で有名な薬用リステリン、誰でも一度は目にしたことがあると思います。
リステリンは1895年に歯科医師向けに口腔内の消毒液として販売が開始されました。
その後、マウスウォッシュとして一般に向けても1914年に販売されるようになったとても歴史ある洗口液です。
中でも、リステリン史上最強ともいわれる通称リステリン紫、「トータルケア」「トータルケア ゼロ」について、その効果やタイ製との違い、意外な都市伝説について調べてまとめてみました。
これを読んだら、今日から歯のお悩みがなくなるかも!?
薬用リステリン トータルケア/トータルケア ゼロとは
薬用リステリン トータルケアは、リステリンシリーズの中で最も多くの効果を持ち、お口の健康をトータルに守ることのできるマウスウォッシュです。
トータルケアゼロは、ノンアルコールタイプでトータルケアより低刺激なのが特徴のリステリンで、その働きはトータルケアと同じです。
世間では、リステリン紫なんて呼ばれてもいますね。
トータルケアの最大の特徴は、これ一つで6つの効果が得られること!
どんな効果があるのか、具体的に解説しましょう。
薬用リステリン トータルケア/トータルケア ゼロの効果
リステリン トータルケアの6つの働きです。
・歯垢の沈着予防
歯垢はプラークとよばれ、歯の表面に付着している白~黄白色をしたネバネバした物質です。
歯垢1mgの中には細菌が1億個以上も存在するといわれる、いわば細菌のかたまりです。
目に見えにくいので歯磨きで落としきれないことも多いのですが、放っておくと虫歯や歯周病を引き起こす原因になることもあります。
トータルケアを使うことで、歯垢を付きにくくすることができます。
・歯石の沈着予防
歯石は、歯垢が唾液中のミネラルと結合して固くなり、歯磨きだけでは取れなくなってしまった状態です。
歯についた歯垢は、たったの2日で歯石になってしまうのだとか。
固まった歯石は細菌の温床となり、歯肉を通して歯周病を悪化させます。
トータルケアは、歯垢が歯石化するのを予防します。
その他、以下のような効果を期待することができます。
自然な白い歯へ
歯肉炎の予防
口中の浄化
口臭の予防
要は、リステリンの殺菌力・抗菌力で口中のトラブルを防ぎ、清潔を保つ働きをするわけですね!
でも、残念ながら日本のトータルケアをいくら頑張って使っても、完全に虫歯を防ぐことはできないんです。
タイ製リステリン「ここが違う」
リステリン愛好家に人気の、タイ製のトータルケア(No.6)は日本製とどう違うのでしょうか。
一番大きな違いは、タイ製のリステリンにはフッ素が配合されていることです!
フッ素配合がなんでそんなに大事かというと、フッ素は歯垢(プラーク)の細菌の活動を抑え、溶けたエナメル質を修復し、歯質を強化するなど、むし歯の発生を防ぐ効果がある成分だからです。
そして6つの効果も、このように自信たっぷりです!
1虫歯に対して歯を強くします。
2虫歯内の菌を殺菌します。
3歯周炎予防します。
4歯垢を減らします。
5歯を白くします。
6長時間口臭を予防します。
1と2の虫歯に対する効果は、タイ製No.6の特長です。
このようにはっきりと「虫歯を予防します!」と宣言している商品なので、日本でもとても人気があるのです。
ではなぜ、日本製のものにフッ素が配合されないのでしょう。
日本製のリステリンにフッ素が配合されていない正確な理由はメーカーのみぞ知るところですが、おそらく薬機法(旧薬事法)の関係があるためと思われます。
薬用リステリン トータルケア/タイ製No.6の使い方
リステリンシリーズの中でトータルケアが特徴的なのは、他のリステリンが歯磨き後に使うのに対し、歯磨き前に使うという点です。
そのため、よく見るとパッケージに「液体歯磨き」の表示があります。
トータルケアを歯磨き前に口に含み、30秒ほどすすいで吐き出した後、何もつけていない歯ブラシでブラッシングして、水で口をすすいだら終了です。
なので、歯磨き後にブクブクしても意味ないですから、気を付けてくださいねっ!
一方、タイ製のNo.6は、日本製と同じように液体歯磨きとしても使えますが、歯磨き後に30秒ほどすすいで吐き出すという使い方もでき、この方がフッ素の効果を得るには良さそうです。
タイ製リステリンにまつわる都市伝説
ここでご紹介したタイ製の「虫歯にならないリステリン」、こんなに優れた商品なら日本でもガンガン売れば、絶対ヒットしますよね?!
でもそれをしない理由、「虫歯予防効果が高すぎて、もしフッ素入りで発売されたらかなりの歯科医が廃業になるから、その筋がフッ素を入れない様に圧力を掛けた」なんてウワサがあるようです…
あと、強力な殺菌力で爪水虫も治っちゃうとか?!
信じるか信じないかは、あなた次第です……
リステリントータルケアまとめ
リステリン紫が発売された当初、かつてない刺激に病みつきになって「効きそう」というなんとなくの感覚で使ってきましたが、タイ製の驚くべき効果を知ってからは日本の物は使えなくなりました。
ただし、日本で許可されたものではないので、使用にあたってはすべて個人責任となります。
でもNO.6さえあれば、歯医者さんでフッ素を塗ってもらわなくても自宅でフッ素ケアができて虫歯が予防できるので、とっても便利ですよね!
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